amenbo uta no kotoba
2012年8月4日土曜日
夕方、血、心臓
夕暮れの街を見下ろす高架線 道路を走る車のライトの列が流れている
せわしなく駅前を歩く靴の足音 バスに揺られながら夕飯を思い浮かべる
アパートの窓に差し込む夕日の光が真っ赤に燃えている 血のように流れ出す
台所の海に沈む食器 テレビから流れるニュースの音が響いている
駅からあふれ出した人達はあふれ出す血に似ている
5時を知らせる鐘の音は心臓を打つ音に似ている
もうご飯だからもう帰ろう もう5時だから家に帰ろう
でもどこに帰る?どこに帰ろう
でもどこに帰る?地図は燃えつきた
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